第15章 X791年 フェアリーテイル
……………
エル「……昔のように戻るには時間がかかりそうだな」
ロメ「俺はもう7年も待った。時間なんてかけたくねぇよエルザ姉!すぐにNo.1になれる方法が1つだけあるんだ」
ナブ「ま、まさか」
マカ「ダメだ!あれには絶対参加しねぇって決めただろ!」
マス「あれってなんじゃね四代目」
マカ「その呼び方やめてくんねぇかな六代目」
ロメ「父ちゃんにはもう決める権限ねぇだろ!マスターじゃねぇんだから」
マカ「俺はギルドの一員として言ってんの」
グレ「何の騒ぎだ?」
シャ「親子喧嘩にしか見えないけど…服!」
マカ「出たくない人!はーい」
「「はーい!」」
アル「あれだけはもう勘弁してくれ」
ビス「生き恥を晒すようなものよ」
ロメ「だけど今回は天狼組がいる。ナツ兄やエルザ姉がいるんだぜ?妖精の尻尾が負けるもんか!」
ウォ「けど天狼組には7年のブランクがだな」
レビ「……」
ドロ「レビィはそのままでいいんだよ」
ナツ「さっきから出るとか出ねぇとか何の話だよ」
ロメ「ナツ兄達の居ない間にフィオーレ1のギルドを決める祭が出来たんだ」
ナツ「そりゃ面白そうだな」
ロメ「フィオーレ中のギルドが集まって魔力を競い合うんだ……その名も大魔闘演武!」
ナツ「おぉ!!」
ルー「大魔闘演武…!」
ウェ「楽しそうですね!」
グレ「まさに祭ってわけか!」
エル「なるほど…現在フィオーレ1と言われているギルドは剣咬の虎…だったな」
ロメ「そう…剣咬の虎を倒して優勝すればフィオーレ1のギルドになれるんだ!」
マス「しかし…今のお前らの実力でそんなことが可能かのう…」
ロメ「優勝したらギルドに賞金3000万J入るんだぜ」
マス「でる」
マカ「マスター!」
ドロ「無理だよ天馬や蛇姫…」
ウォ「敵は剣咬の虎だけじゃないんだ!」
ジェッ「ちなみに過去の祭じゃ俺たちずっと最下位だぜ」
エルフ「いばんなよ」
マス「んなもん全部蹴散らしてくれるわい!」
ナツ「剣咬の虎か…燃えてきたぞ!」