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雷の竜と鬼

第15章 X791年 フェアリーテイル


……………

マス「というわけで…わしは引退を決意した。これより次期マスターを紹介する」

カナ「本気なの…」

マカ「待ってくれ…まだ心の準備が」

ワカ「お前じゃねぇだろ」

マス「五代目妖精の尻尾マスター…ギルダーツ・クライヴ」

ミラ「……」

マス「ギルダーツはどうした」

ミラ「置き手紙がありました。」

[マスター、それにギルドの皆へ。マスターとか悪ぃがガラじゃねぇ]

マス「んなぁ」

[ま、けどせっかくだから五代目としての仕事を2つだけしておくとする…1つラクサスを妖精の尻尾の一員として認める]

ラク「……」

マス「勝手なことを…」

ラク「おっさん…」

ビック「良かったなラクサス!」

エバ「これで雷神衆完全復活ね!」

ラク「俺は…その……」

アカリ「おかえり」

ラク「……っ」

フリ「ギルダーツ…あんたって人は…」

マス「……五代目がそう言うならば従うまでよ」

[2つマカロフ・ドレアー氏を六代目妖精の尻尾マスターに任命する]

マス「またわしか!!」

「「アハハハハ」」

アル「結局、元鞘ってことか」

ビス「いいんじゃないの」

アスカ「おひげのおじーじ」

ビス「とっても強いおじいちゃんなのよ」

[俺はしばらく旅に出る…気が向いたら帰るつもりだ。それまで元気でな]

ミラ「はい」

カナ「……」

[それとカナ…また勝手をしてすまねぇ。だが会いたくなったらいつでもそのカードに願ってくれ…それは俺の持つカードに伝わりすぐお前の元に…]

カナ「いらねぇよ」

エル「カナ!」

カナ「今まで通りでいいって言っただろ…クソ親父」

[妖精の尻尾は俺の家だ…必ず帰る。その時までに妖精の尻尾がまたフィオーレ1のギルドになってることを願う。だがそれは俺の役目じゃねぇお前達の役目だ。マスター…それがあんたの最後の仕事だ。妖精の尻尾を再びフィオーレ1のギルドに]

マス「最後じゃと!?バカタレが!こうなったらもう誰にもマスターの座は譲らんぞ!!死ぬまでやってやるわい!!酒じゃ!酒持ってこい!」

ミラ「はいはい」

ワカ「あらら…拗ねちゃったよ」

マカ「ま、一件落着だな」

エルフ「漢だ!」

ウォ「相変わらず雑に使うなそのセリフ」

[追伸。地下で見たもののことは他言しねぇ…誓うよ]

マス「当たり前じゃバカタレ」
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