第15章 X791年 フェアリーテイル
ジェッ「やかましい…」
ナツ「その大会いつやるんだよ」
ロメ「3ヶ月後だよ」
ナツ「十分だ…それまでに鍛え直して妖精の尻尾をもう一度フィオーレ1のギルドにしてやる!」
グレ「いいねぇ」
ルー「うん!皆んなの力を1つにすれば」
エル「出来ないことはない」
ウェ「グランディーネからもらった魔法それまでに覚えないと!」
ハッピ「祭だよ!シャルル!」
シャ「このギルドは年中そうでしょ…」
エルフ「漢ー!祭と言えば漢だ!」
カナ「ギルダーツの願い…案外すぐに達成できそうじゃない?」
ドロ「まじかよ…」
ジェッ「本気で出るのか…」
レビ「いいじゃん出てみれば」
アル「や、やめといたほうが…」
ビス「ナツが考えてるようなバトル祭とはちょっと違うのよ…」
ナツ「え、違うの?」
ウォ「地獄さ…」
マス「出ると決めたからにはとやかく言っても仕方あるまい…目指せさんぜ…ゴホン目指せフィオーレ1!!チーム妖精の尻尾…大魔闘演武に参戦じゃ!」
「「おぉ!!」」
……………
アカリ「3ヶ月間の特訓ね…」
ラク「お前も行くんだろ?」
アカリ「まぁ強くなるどうのこうのは置いといたとして魔力の安定はさせたいしね」
ラク「なら着いてこいよ」
アカリ「いいの?…雷神衆もいるんでしょ?」
ラク「いいに決まってんだろ。ほらさっさと行くぞ」
……………
アカリ「はぁ……」
3ヶ月の特訓が終わりを見せてきたある日の夜アカリは1人街外れの丘に座りため息をついていた。
ラク「こんなところに居たのか」
アカリ「!!…ラクサス……」
ラク「眠れねぇのか?」
アカリ「んー、そういうわけじゃないんだけどね」
ラク「ここのところため息ついてばかりだな」
アカリ「だってこんなに酷いとは思わなかったし…」
ラク「……なぁアカリ」
アカリ「ん?」
ラク「……無茶すんなよ」
アカリ「わかってる…ありがとう」
……………
3ヶ月後、特訓や修行に行っていた皆んながギルドに戻って来る。
また騒がしくなったギルドでは大魔闘演武に出場するためのチームが編成されていた。
そして皆、大魔闘演武のためクロッカスの街へ向かう。