• テキストサイズ

雷の竜と鬼

第15章 X791年 フェアリーテイル


……………

ギル「いいのか…勝手に入っちまって。差し押さえられてんだろこの建物」

マス「じきに取り戻すわい」

ギル「しっかし知らなかったな…ギルドの下にこんなに深い地下通路があったとは」

マス「誰にも言っておらんからの」

ギル「そいつはどうして?」

マス「ま、見ればわかるわい」

ギル「あ?」

マス「よっこらせ……」

ギル「な、なんだここは」

マス「我がギルド最高機密…ルーメンイストワール」

ギル「…………なんだこれはどういうこった」

マス「メイビスは記した。これぞ妖精の尻尾の本質」

ギル「こ、言葉が見つからねぇ……」

マス「無理もない…わしもプレヒトにこれを見せられたとき言葉を失った」

ギル「なんでこんなもんがギルドの下に…つかなんで俺に見せやがる」

マス「お前が次の妖精の尻尾マスターとなるからじゃ…ギルダーツ」

ギル「っ……」
/ 207ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp