第15章 X791年 フェアリーテイル
……………
来月に約束した支払いをマスターの命だと急かしにきた黄昏の鬼…
そんな黄昏の鬼にロメオが立ち向かう。
ロメ「ふざけんな。お前らに払う金なんかねぇよ」
「んだクソガキその態度」
ロメ「こんな奴等にいいようにされて父ちゃんも皆んなも腰抜けだ。俺は戦うぞ!このままじゃ妖精の尻尾の名折れだ!」
ワカ「ロメオ…」
マカ「あのバカ…」
「名前なんかとっくに折れてんだろ…てめぇらは一生俺たちの上にはいけねぇんだ!」
そんな時ディーボが何者かによって蹴り飛ばされる。
その後も黄昏の鬼のメンバーは氷漬けにされたり鉄で殴られたり魔法剣で切られたり巨大な手に潰されたりと次々に倒されていく
ナツ「ただいま!」
ハッピ「皆様お待たせしました!」
……………
聞くと妖精の尻尾初代ギルドマスターメイビスが7年前、皆の絆と信じ合う心のすべてを魔力へと変換させ妖精三大魔法の1つ妖精の球…あらゆる悪からギルドを守る絶対防御魔法を発動させたと言う。
しかし解除するのに7年の歳月がかかったとか
メイ「よいギルドになりましたね。三代目」
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その日の夜は皆、飲んで、歌って、踊って…
7年の時を埋めるかのように騒いだ
アカリ「はぁ……」
ラク「なんだ?元気ねぇな」
アカリ「いや…なんか無理に魔法使ったせいか魔力が安定しなくてさ…」
ラク「あー…あれか」
エバ「にしても格好よかったらしいわねアカリ」
アカリ「らしいって」
フリ「まさか敵のマスター倒すなんてな」
アカリ「あれは皆んながある程度削ってくれてたからよ…実際一回目に戦ったときは負けたし」
ビック「そんなことねぇと思うぞ」
ラク「そうだな…別に一回目負けたとしても結局勝ったんだからいいだろうがよ」
アカリ「あら珍しい…ほんとに心入れ換えたわけ?」
ラク「チッてめぇな…」
アカリ「アハハッ」
マック「なぁ…今敵のマスター倒したって聞こえたんだけど……」
ウォ「あぁ…まじでバケモンにでもなったんじゃねぇか?」
アカリ「聞こえてるけど」
「「ヒィッッ」」
帰還を祝しに来た蛇姫の鱗から7年の間にあったことを聞き、天狼組は7年というものがいかに長い歳月であったかを知る。