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雷の竜と鬼

第15章 X791年 フェアリーテイル


……………

ビス「んー…ハァ……ほんとにこの辺なの?」

アル「何も見えてこないじゃないか」

ウォ「天馬の奴等の話じゃこの海域でエーテルナノがなんとかって」

マック「そもそもエーテルナノってなんだよ」

ウォ「知るかよ…魔力の微粒子的ななんかだろ」

マック「念話の方はどうだ?」

ウォ「ハァ…全く反応ねぇな」

ビス「ねぇ…ほんとにロメオ連れてこなくてよかった?」

アル「無理やりにでも連れてくるべきだったかな…」

マック「まだ皆んな生きてるって決まった訳じゃねぇんだ」

ウォ「だよな…ぬか喜びさせるわけには……」

「「レ・ビ・ィ!」」

ビス「ぬか喜びの代表格…」

アル「まぁ…気持ちはわかるけど」

ウォ「やかましい!!!7年も連絡がねぇんだぞ…最悪の場合も考えろよ」

ジェッ「お、おう…」

ドロ「すまねぇ…」

ビス「…あれ?」

アル「どうした」

ビス「風が止んだ」

アル「そういえば妙に静かになったな」

ジェッ「鳥がいねぇ」

ドロ「どうなってんだ?」

マック「!!…なんだあれ」

ジェッ「人?」

ウォ「まさか…海の上だぞ?」

ビス「ちょっと!よく見てあれ!」

マック「た、たっている!?」

アル「誰なんだ?」

ビス「アル…あれ!」

アル「あ、あぁ…」

マック「天狼島!?」

ウォ「天狼島だ!!」

海の上に立つ少女その少女が両手を掲げると海が大きく揺れ天狼島が現れる

ウォ「あ、あの女天狼島に行ったぞ」

マック「おい…急ぐんだ!」

ジェッ「追え!」

ドロ「待てよ!」

天狼島の場所を教えてくれた彼女ならば皆の場所も教えてくれるのではと天狼島を行くその少女を皆は追う。

ジェッ「おっかしいな…あの女どこに……!!」

マック「ジェットー!」

ドロ「どうした?」

ウォ「あの女は…」

アル「何ぼーっとして……」

 「ナツ……」
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