第12章 私の過去
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《X779年…私が17歳の時》
村を出て2年…私は行く宛てもなく森をさ迷っていた…
これからどうしようだとかそんなの考えられなくて廃人みたいになっていた私。
そんな私を拾ってくれたのがマスターマカロフだった。
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《同年X779年》
私は妖精の尻尾に入った。
馴染めなかった。
大切な人をまた自分の手で失うんじゃないか…
せっかく出来た居場所を失うんじゃないか…
そう思ったら表に出れなかった。
ずっと陰にいた……
ギルドに来るのは仕事を取るときだけ、でもそんな私にギルドの皆んなは話しかけてくれた。普通に接してくれた…
とても嬉しかった
そのおかげでギルドには普通に居れるようになったのよね