第12章 私の過去
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事の発端はマスターに頼まれてラクサスと2人で仕事に行ったこと。
ラクサスとはそれまでに何回か一緒に仕事してたから別に新鮮味もなく順調に仕事は終わった。
仕事が終わって2人で酒を飲んでた時…なんでラクサスの家だったのかしらね…
まぁいいや…何を思ったか酔った私はラクサスに自分の過去を打ち明けた。
ラクサスはいきなり重苦しい過去を話し出した私を止めるわけでもなく、ただ静かに聞いてくれていた…
それが何故かすごく安心して途中から私は泣きながら話していた。
嗚咽まじりのすごく聞き取りづらい話だったと思う。
原因を作ったのは自分なのに「居場所を失いたくない」って散々泣きわめいたのを覚えてる…
私はその時ラクサスが言ってくれた言葉を一生忘れない。
ああ言ってくれたから…私は……