第3章 始動/小さな探偵達
「僕か風見が動ける範囲で行動すること、それがどうしても難しい時には必ず何処で何をするのか連絡を入れること、組織には無理に近づかないこと、危険な行動はしないこと、毎日必ず家に戻ること、それと…」
「まてまてまてまて!!まだあるの!?」
「降谷さん過保護すぎます!!」
死なないこと、とかそんな一言で終わるやつかと思ったから!
結構ガチな条件…ってゆうかお母さんとするようなお約束事でオレビックリしてる…
「オレ、こんなだけど、一応零と同じ29歳!!」
「心配なんだ…許してくれ…」
しゅんとする零を見るのはあんまり好きじゃなくて、返事に困って風見に助けを求めた
「降谷さん、大丈夫ですよ。降谷さんが動けない時は、私がしっかりサポートしますから」
「……それが心配なんだ…」
ぷっ…
「ハハッ!風見残念すぎるアハハハハッ!」
「リュウさん笑いすぎです!!」
これでも一応凹んでます、なんて言う風見に、確信犯な零も笑いを堪えていて
この2人と仕事が出来て本当に良かったと思う
「とりあえず、管理官への連絡お願いね!オレは計画立ててみるから」
「あぁ。風見、いつまでも凹んでないで、仕事戻るぞ」
「はい……」
そうと決まれば早速計画練らないと
久しぶりの外での仕事、嬉しすぎる!!
遊びに行くわけではないのに、遠足前の子どもの様にはしゃいでいる自分がいた