第5章 決意の時

アリアのネグリジェはすでに全て脱がされ、あとはショーツだけになっていた。

ゆっくりと全身を愛撫されたアリアは、もうへとへとになっていた。

「イザーク・・、もうだめ・・・。」

「まだまだ、声からだぞ？」

頰に張り付いた髪を優しく払ってあげる。
たまらなく愛おしくなりキスをする。

彼女も無意識に首に手を回す。
細い彼女に腰にを抱きしめる。

「好き・・・・。」

空気に溶けてしまいそうなほど小さな告白。
もう一度キスを落とす。

彼女は目を閉じ、唇に触れる瞬間に集中しているようだった。

その隙にイザークも裸になる。
そして、手を下半身にずらし、彼女のものもゆっくり下ろす。

「や・・・。」

甘い吐息が漏れる。

胸から徐々に下に下がりながらキスを落とす。

唇が彼女の肌に触れるたびからだがピクンと反応する。
そして、ついに彼女の誰も触れたことがないところに到達する。

「い、やだ、イザーク、いや・・。」

恥ずかしそうに体をよじる。
それを手で押さえるつけ動けないようにする。

「動くな・・・。」

いつもより低い、吐息混じりの声だ。

「あ・・・・・。」

不思議な感覚が全身を襲う。
暖かいものが触れていて心地よいようくすぐったいような気持ちになる。

ゆっくり、ゆっくり、だんだんともどかしくなる。
もっとして欲しいと。
そんなはしたない考えをした自分に赤面する。
はしたない女だと思われたらどうしよう。

「どうした？他のことでも考えてたみたいだな？」

なめていたのをやめて、こちらを覗き込んでくる。
お互い裸だということが急に恥ずかしくなった。
近くのシーツをたぐり寄せ、体にかけようとする。
しかし、その手は優しく阻まれた。

「隠すな、まだこれからだぞ。」

イザークは優しく口を重ねる。
触れる瞬間ピクリと彼女が反応するのがたまらなく愛おしい。

優しく触れるようなキスから、ディープキスへと変わっていく。
どうしていいかわからずにされるがままにしている彼女が可愛らしい。
キスに必死な彼女の隙をついて、彼女の足の間に体を滑り込ませる。

「挿れるぞ・・・・」

今にも触れそうな距離で囁く。

「俺を見ていたらいい・・・。」

彼のものが当たるのがわかる。

「力を入れるな・・。大丈夫だ、優しくするから・・・。」