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【NARUTO】デスクワーク*18禁*

第2章 *2*


 頭頂部にくっついていた鼻が下がってきて、の耳元でぴたりと制止する。

 そして空気を吸い込む音まで響くように肺を膨らませて、吐息交じりに囁かれた。



「ホラ、よく聞いて…オレの声以外…何か聞こえる?」



 温かく、余裕のある息遣いは、たっぷりとの耳の奥まで届き、ゾクゾクと体中を駆け抜けた。

 耳が弱いことを知っていて、彼はわざとこんなことをする。

 少しだけ布に籠った声とは違い、普段の何倍も甘くて低いその声は、いつもつけているマスクが外されていることを容易に証明した。



『ぅ…あ…っ』



 敏感に反応する耳。
 声が漏れ出し、力が抜けて、思わず体を彼に預けてしまう。

 は崩れ落ちてしまわないよう、火影様の背に回した手で、しがみつくように服を掴んだ。



「ね…どう?聞こえた?」

『あ…っや…聞こえな…っ』

「じゃあいいじゃない。」


 六代目は耳にかかる髪をかき上げて、耳たぶを舌で弄んだ。
 形に沿って舌先を滑らせ、時々唇で啄むように吸われる。



 ちゅ、ちゅぱ… と唇が触れるたび、いやらしい音がの鼓膜を震わせる。

 身体の奥のほうから熱くなる感覚。

 ビクッと反応すると、耳の穴にまで舌先を入れられ、じゅるじゅると音を立てられた。


『はぁっ…やぁ、め…!』


 先程よりも強い刺激と羞恥心が、さらに快感を増幅させる。

 言葉とは裏腹に感じる身体。
 呼吸がだんだんと乱れる。



 ああ、もっとして…



 そんな淫らな感情が沸き上がり、顔が赤く染まっているのが自分でもわかるほど熱を帯びて、はぁはぁと口から荒い息が漏れ出した頃、

 火影様の動きがピタリとやんだ。


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