第3章 *3*
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その後、結局どうしたかは敢えて伏せることにするが、あれから数時間後の早朝。執務室に入ってきたシカマルに、
「あれ…今日は随分早いっすね」
と目をぱちくりされたのは言うまでもない。
私は、火影様が今日も仕事に励んでいる机や椅子を見るたびに、ふと昨夜の情事を思い出し、恥ずかしさを咳払いで胡麻化した。
火影様は、そんな私を楽しそうに見ながらクスクスと笑う。
ブルーライトと、寝不足により疲れ切った目を、時折長い指で擦りながら。
今度時間が出来たら、二人で温泉にでも浸かりに行こう。
癒しを求めて。
了 ♡sa(さき)♡