第2章 *2*
の背中と机の間はカカシの腕によって隔てられている。
そういったところで彼の優しさを感じる自分は、相当この人に溺れてしまっているのだろう。
そのまま抱きしめられた状態で、カカシはピストン運動を始めた。
『あ、ぁっ! ん、はぁっ…あ! あっ』
「ハァっ、ハ…っすごい、いい…っ
なぁ…こんなとこでセックスして…やらしく喘いで…本当は扉の向こうに、誰かがいたらっ、どうする?
気配を消して、全部聞いてたら…何て言い訳しようか?...っ」
すごく厭らしい問いかけに混じって、パンパン、と止めどなく打ち付けられる音が聞こえる。
この扉一枚向こうの気配くらい、カカシもも感じ取ることなど容易い。
そんなわけがないということを分かっていても、そのカカシの問いがの想像力をどんどん働かさせた。
とんでもない背徳感と、感じたこともない高揚感。
汗ばむカカシの背中に回した手に、力が入らなくなる程の快感を与えた。
キュウウッと素直に膣が締まってくる。
「っハハ…可愛い、好きだよ…っ可愛いな…」
『あっ、ん、わ、たしもっ好き…っ …あ!っあ、んっ、い、きそうっ』
一足先に、また快感の波が押し寄せてきた。
どんどん上り詰めていく感覚に、声も息もだらしなく漏れる。
「いいよ、っ…イって…っ」
『あ!あっ!、カカシっ……っっ! …あぁぁっ!、』
ギュウウッとカカシ自身を締め付けて、は先にイッてしまった。
とほぼ同時に、抱きしめられる力と突き上げるスピードが速まる。
「っく!…ハァッ…オレも、もう…」
『あ、あっ…このままっ出してっ、!』
「はっ、はっ…くっ…っぅあ!」
グチュン!と深く一突きされ、の中へカカシの熱い精液が注ぎ込まれた。
全部吐き出すように数回腰を動かすと、糸をひいてカカシのソレが抜かれた。