第2章 *2*
少し冷たい手のひらが、胸を覆うように素肌に触れ、胸に吸い付くように指が動く。
ふにふにと柔らかさを楽しんでいるみたいに。
背中から帰った手で服と下着を捲し上げられる。
空いている側の胸の先端は、ツンと固くなり勃っていた。
「服、脱いで」
器用に片手で服を持ち上げながら促される。
そう言い終わると同時に、顔が胸元にまで下がり、あーん、と口を開けてその突起にしゃぶりついた。
『ぁ…あぁ、ん…っ…!』
上衣を腕から抜き終わると、両手で胸を弄びながらペロペロと乳首を舐めはじめる。
舌を押し付けてグリグリしたり、きつく吸い上げられたと思えばピチャピチャと音を立てながら唾液でいっぱいにして舐め上げる…
緩急の付けられた愛撫に、はたまらずカカシの頭をゆるく抱きかかえた。
上から眺めるカカシの顔は、なんだか子どものようですごく愛おしい。
が髪を優しく撫でながら、木の葉マークが彫られた額当てをスルりと抜き取ると、少し長い前髪が降り、カカシの格好良さを一層引き立てた。
『ああっ…あ、やっ…カカシ…っ』
「ん?……こっちがいい?」
彼の名を呼んだこちらを、カカシは上目遣いでチラっと見て、意地悪そうに静かに笑うと、もう片方の乳首に吸い付いた。
もう片方の、唾液に濡れた突起も親指と人差し指で摘ままれて、コリコリと擦って刺激される。
ビクン、ビクン…と揺れる身体。
舌でヌルヌルにされてゆく、溶けてしまいそうにも思える感覚に、の理性なんてものはどんどん壊されていった。