第3章 2日目
グリム「んがっ!!デュースのヤツ・・・
花子・・・んぐっ・・・
ばっか・・・もぐもぐ・・・見てるんだゾ」
グリム君の言うとおり、
デュース君がさっきからチラチラ見てくる・・・
私、なんかしたかなぁ・・・
『・・・喋りながら食べるとこぼしちゃうよ、
口汚れてるから拭かなきゃ』
グリム「んなぁっ・・・!!
優しく拭いて欲しいんだゾ~!!」
ハンカチあってよかった・・・
グリム君の口周りがベトベトだ、
子育てってこんな感じなんだろうか・・・
エース「あ~あ、腹もベトベトじゃん」
『帰ったらお風呂入ろうね、グリム君』
グリム「花子が洗ってくれるなら
一緒に入ってやっても良いんだゾ」
グリム君ってペット用の・・・シャンプー?
『・・・グリム君は猫用のシャンプーかな?』
エース「・・・って、オレに聞くなよ。
デュース君に・・・聞いてみれば?」
エースが何故かニヤニヤしている・・・
しかも、デュース君って呼んだ事ないじゃん・・・
デュース「お、俺かっ?!
え、いや・・・そ、それは・・・」
エース「そういえば~・・・デュース君って
花子に用なかったっけ?」
グリム「エースがニヤニヤし過ぎて
気持ち悪いんだゾ・・・」
『・・・え、用があったの?』
エース「二人で、そこら辺で話して来いよ」
エースがこれ以上ないくらいニヤニヤしとる・・・
『な、なんか怖いんですけど・・・』
カレーの感想とか・・・?
確かに卵までは持ってきてなかったけど・・・
デュース「ばっ・・・!!
た、確かに・・・そう、だが・・・」
グリム「デュースも茹で蛸なんだゾ」
エース「グリムは、
オレと仲良くカレー食べてようぜ」
『え、あっ!!危なっ!!
急に持ち上げたらカレーまたこぼれるよ』
エースにグリム君をとられてしまった・・・
折角膝の上で可愛く食べてくれてたのに
許すまじ・・・
グリム「エースの身体は、
ふかふかじゃないんだゾ・・・」
エース「・・・まぁまぁ我慢しとけって。
デュース、早く話して来いよ」
デュース「・・・わ、分かった」
なんかデュース君と話す事あったっけ・・・?