第3章 2日目
デュース「・・・きゅ、急に悪い」
『・・・あ、はい・・・』
沈黙が痛い・・・
ってかこの状況
デュース「花子さんに、どうしても
伝えたい事があったんだ」
もしかして
もしかして・・・!!
ゲームやドラマで見たことある・・・
こ、告白されるヤツじゃないんですか・・・!?
『・・・・・は、はい』
お父さん、お母さん
私、人生初の
告白を異世界でされるかもしれません
ひゃっほおおおおおおおおうう!!!!
こんなイケメンから告白されるなんて
常世の春かもしれない!!!!!
で、でもでも
お互いをまず知ってから
お友達から
こうゆっくり・・・
ゆっくりしていけば・・・!!
デュース「マ、マブになりたいんだ」
『ま、まだお互いの・・・・・・え?』
デュース「マブになって、
花子と呼ばせてくれ。
俺の事はデュースと呼んで欲しい」
マ・・・
マブ・・・?
マブ・・・・・・?
死語・・・・・・・・・?
デュース「ずっと花子を見ていて、
友達になりたいって。
絶対に楽しい時間が過ごせるって
思ったんだ。」
『・・・・・・あ、え・・・?』
えっと
少年漫画ですか・・・?
デュース「・・・花子達と
マジカルホイールで
峠も攻めたいな」
マジカルホイールって
なんですか・・・?
『・・・え、え・・・・?』
デュース「・・・そして、俺達が喧嘩した時は
拳で語り合おう」
えっ・・・
えっ・・・・・・?
こ、怖いんですけど・・・
『こ、拳・・・?』
拳で語り合うって
人生で初めて言われた、怖・・・・
デュース「今日4人で食べたカレーの味、
俺は絶対に忘れない。
これからも、よろしくな」
ちょっと
思ってた青春と違ったな・・・
いやまぁ
嫌われてるより、全然良いんだけど・・・
『・・・う、うん。仲良くしようね』
なんで握手してるんだ、私達・・・
デュース「マジカルホイール、
俺が乗り方教えるから
免許取ってみないか・・・!?」
しかも変なスイッチ入ってる
『考えとくよ・・・・・・』
一瞬でも期待した自分が
情けない・・・