第3章 2日目
デュース「・・・あ、あった。
これで4人は座れる筈だ」
お、これで戻れるじゃんラッキー
そろそろカレーの方も出来てんだろ
エース「結構でけぇな、それ
そろそろ戻ろーぜ」
ドワーフ小屋の物だけあって
7人分座れそうだよな
デュース「よし、
向こうにまだ使えそうな
コップもあったんだ。
それも持っていかないか?」
そんなもんまで見つけてたのかよ
オレなんも見つけてねぇわ
エース「お、やるじゃん。
花子喜びそうだよな」
アイツの事だから
え?!コップまで見つけてくれたの?!
って喜ぶ顔が想像つくんだけど
オレって自分が思ってる以上に
アイツの事気に入ってんのかな
エース「・・・・・・んな訳ないか。」
1度だけ、この学園に入る前に
女と付き合った事あったけど・・・
デートとか連絡とかダルかったなぁ・・・
マジで女ってめんどくさかったし
当分いらねぇわ
デュース「ドワーフ用だから少し小さいが、
これならグリムも使えるだろう」
エース「・・・あ、そうだな。
これ位ならオレ持てそうだわ」
運ぶのめんどくせーけど
仕事しましたアピールもしとかねぇと
デュース「そうか、それは助かる」
でもまぁ、デュースに花子取られるの
やっぱムカつく、面白くねぇ
エース「おぉ、任せとけって。
んじゃ、そろそろ行くか」
・・・このまま黙っておくか
勘違いしてるのもなんか面白いし
オレの視界でイチャイチャされても
すんげぇ腹立つし
デュース「花子さんのカレー、
楽しみだな」
エース「そうだなー、
カレーとか久し振りだわ」
グリム「おい!!オマエ達!!
カレー出来上がったんだゾ!!」
デュース「悪い悪い、
少し探すのに手間取ったんだ」
エース「ここホコリっぽいから、
マジでキツかったわ」
グリム「早く持って行くんだゾ、
オレ様も花子も腹ペコなんだゾ
恥ずかしいから誰にも言わねーけど
エース「お前もちょっとは手伝えよ」
グリム「絶対にイヤなんだゾ、
カレー作りで疲れたんだゾ」
4人でこーやってバカしてるのも
悪くないんだよな