第3章 2日目
デュース「・・・い、いつ花子さんを
呼び捨てで呼んで良いと思う?」
いや、オマエが相談してんじゃん
なんちゃらシート探せよ早く
全然見つかんねぇけどさ
エース「・・・カレー食ってる時にでも、
呼んでみたらいーんじゃねぇの?」
デュース「そ、そうか!!
なんかちょっと緊張するな・・・」
何ここで青春始めようとしてんの、コイツ
エース「・・・花子のどこが
気に入ってんの?
オマエ達会ったばかりでしょ?」
なんかそれもスゲームカつくから、
ちょっと探りでも入れてみっか
デュース「・・・凄い素敵な笑顔で接客しながら、
頑張って働いてたんだよ。
それが凄い印象的だったんだ。」
え、好きじゃんそれ
花子の事
え・・・?友情なワケ?え?
エース「・・・お、おう」
デュース「・・・だから、
きっと良い奴だと思った。
話してても楽しかったしな。」
エース「・・・まぁ、アイツは良い奴だよな」
言われてみれば
花子って明るいし、話しやすいよな
デュース「だろ?!
俺達を退学させたくないって、
学園長に反論した時とか
俺達の雰囲気が悪くなったら
こうやって気を遣う所も素敵だ」
エース「・・・あー、やっぱりそうだよな」
そうじゃねぇかと思ってた
カレー作りも、
オレ達二人を小屋に行かせたのも
仲直りして欲しくてやってんだろうなアイツ
デュース「だから、
エースも見る目あるよ。
マジで応援してるから頑張れよ」
いやコイツ熱いなそれにしても
でもまぁ確かに
イジりがいがあるヤツを取られるのは
オレ的にも面白くねぇしな~・・・
エース「・・・まぁどうせ、
学食アルバイトしかしてねぇし
なんとかなるっしょ」
今日学園にいた感じだと
男からそんな話題にはなってなかったしな
デュース「そういう事は分からないが、
毎日学食に行けば
アタック出来るかもしれないな!!」
別に彼女欲しいとか思ってねぇし
今は特にそういうの考えられねぇけど
なんかデュースとイイ感じになられても
腹立つんだよなぁ・・・