第3章 2日目
『こんな事もあろうかと、
カレー用の食材と、食器等は持ってきました』
フライパンが失踪したのは予想外でした!!
グリム「花子~!!
木って、どれぐらいあればいいんだ?」
『えっとね、地面に落ちてる小枝だから
大体100本位あれば良いと思う!!』
グリム「そんなの朝飯前なんだゾ!!」
グリム君が小枝をせっせと拾い始める
私も準備しないとな
エース「・・・・・・え、えーっと。
今からカレー作んの?」
デュース「花子さん、
いきなりどうしたんだ・・・?」
『二人とも、辛口でも大丈夫?
後、鶏肉カレーなんだけど』
エース「・・・お、おう」
デュース「・・・も、問題は無い」
食堂にあるカレー用の野菜を貰ってきたから
準備は物凄く楽に終わりそうだ
『あ、デュース君は
釜とお鍋出して!!』
デュース「か、釜?!お鍋?!」
『うん、魔法で出してたでしょ。
あれよりも、小さい釜出して欲しいの』
あの魔法だけでも習得したい・・・
魔力があれば良いのになぁ・・
グリム「花子~!!
木沢山拾ってきたんだゾ!!」
『すごい!!これさえあれば
焼きマシュマロも出来そう・・・!!』
キャンプっていったら焼きマシュマロだ
グリム「やきましゅまろ・・・?
ってなんなんだゾ?!」
『・・・それは食後のお楽しみだよ、グリム君』
グリム「た、楽しみなんだゾ~!!!」
グリム君なら
きっとほっぺたが落ちちゃう筈
エース「・・・デュース、あのさぁ」
デュース「・・・な、なんだ?」
エース「花子って、スゲーよな」
なんか二人が話してるみたい
仲直り出来てると、良いんだけどな
グリム「アイツ達、仲直りしたのか?」
『・・・二人なら、大丈夫だよ』
だって、なんだかんだ気が合ってるから
デュース「・・・そうだな、
花子さんがいなかったら
俺達今頃大喧嘩してたよ」
エース「・・・さっきは悪ぃ。
退学なんて俺も言い過ぎた」
デュース「・・・いや、
俺も頭に血が上ってた。
俺も、悪かった。」
2人が笑ってる、解決したのかも
グリム「笑ってるから、多分大丈夫なんだゾ」
『うん、仲良しが一番だ』