第3章 2日目
グリム「こ、この真っ暗な中に
入るのか?!」
鉱山の入り口に到着してみたが
木の根っこが入口に浸食していて
まるで侵入を防ごうとしているみたいだ
更にどこから転がってきたかは不明な
大量の巨大な石には
苔がびっしり生えていて
完全に荒れ果てている状態だった
『・・・流石に怖いね、ここ』
雰囲気が凄い・・・
電気とか通ってるのかな・・・?
いやでも長年使われてないしどうなんだろ・・・
エース「オマエ達ビビってんのかよ。
だっせー」
グリム「なぬっ?!
ビ、ビビッてなんかねーんだゾ!」
エースって意外と度胸あるな・・・
だって見るからに
ゴーストさんより怖いの出そうじゃない・・・?
デュース「花子さん、
怖かったら外で待っていても
大丈夫だからな」
『ありがとう、でも頑張るよ』
確かに怖いけど
3人を退学させたくない
デュース「そうか、なら
僕の後ろを歩いた方が
安全かもしれないな」
『そうさせて頂きます・・・!!!』
恩に着る・・・デュース君・・・
エース「・・・なんだアイツ、
ぜってー花子の事好きじゃん」
グリム「そうか?好きじゃダメなのか?
オレ様は花子の事好きだゾ」
エース「・・・いや別にダメじゃねーけど・・・
オレ的には面白くねーっていうか・・・」
グリム「オマエ、花子と
仲良くなりてぇのか?」
エース「はぁ?!何言っ「花子ー!!」
『・・・ん?!』
グリム君が私を呼ぶ声がする!!
って、結構近くにいるんだけど
グリム「エースが花子と、
友達になりたいらしいゾ」
『・・・そうなの?』
めっちゃ意外なんだが
まぁ、君との出会いは最悪だったけどな
エース「はぁ?!ちげぇーし!!」
『え、えぇ・・・』
違うんかい!
あの時の謝罪があるかと期待したわ!
デュース「・・・とにかく、中へ入ろう
順番はどうする?」
グリム「オレ様が隊長だ!
花子、抱っこしてくれ
オマエ達ついてくるんだゾ!!」
いやそれ私が実質先頭じゃん
『えぇ・・・』
グリム「しゅっぱーつ!なんだゾ!!」