第3章 2日目
クロウリー「・・・これも言い忘れてました。
私以外に簡単に贈り物をしては
いけませんよ?分かりますか?
勘違いする生徒もいるんです。」
お、贈り物?!
そんなのした事ないんですけど・・・?
『・・・は、はい!!』
学園長「・・・はぁ。
分かったなら、もう行きなさい」
学園長はその後もブツブツと呟いているが
私には何を話しているのかまでは分からない
そ、そそれよりも
頭の混乱が治まらなくて
ちゃんと歩けてるのかすらも
分からな"グキッーーー"
クロウリー「・・・って、花子さん!!」
あ・・・
足ぐねった・・・
やっちまっ『へ、へええ?!』
学園長?
学園長の身体・・・!?
良い匂い?!
クロウリー「・・・まったく貴女って人は」
こ、この
この態勢は
バァックハグって
バァックハグってやつですか?!
『あわわ、わわわ』
心の臓がドキドキする
どうしよう
ど、どどどうしよう?!
クロウリー「・・・怪我は、
していないようですね」
そ、どどどうして学園長は
平常心でいられるんですか?!?!
『・・・す、すすいません、学園長』
心臓が口から出てるかもしれない
いやもうなんか
分かんないよおおおおおお!!!
クロウリー「・・・頼るなら、
私を一番に頼って下さい。
一応、分別のある大人です。」
これが大人の余裕ってやつなのか・・・!?
女性慣れしてるのですか?!
クロウリー「・・・私、優しいので。
分かりましたね、
花子さん?」
が、顔面が良すぎる
『・・・は、はい』
こ、こんなんで
ドキドキしてたらダメだよね?!
相手は保護者代理ぞ?!
クロウリー「・・・いつまで、
突っ立ってるんです?
3人が待っていますよ。」
『・・そ、そそそうでした』
クロウリー「夜道には気をつけて、
夜遊びはいけませんよ。」
『は、はい』
そうだ、待たせてるんだった
早く行って魔法石を見つけないと
こんなんでドキドキしてる場合じゃなかった!
クロウリー「手のかかる娘ですねぇ。
手のかかる子程
なんとやらですか。」