第3章 2日目
クロウリー「・・・・・・そうだ、1つだけ。
1つだけシャンデリアを直す方法が
あるかもしれません。」
『・・・えっ・・?』
デュース「ほ、本当ですか?!学園長!!」
エース「オ、オレ達助かんの・・・?」
クロウリー「このシャンデリアに
使われた魔法石なんですが、
ドワーフ鉱山で採掘されたもの。」
『つ、つまり・・・』
クロウリー「・・・同じ性質を持つ魔法石が
万が一、手に入れば
修理も可能かもしれません。」
『グリム君、私達助かるかもしれないよ!!』
グリム「オレ様には話が難し過ぎるんだゾ・・・」
いやそこの部分しっかり話聞こうよ!!
デュース「僕、魔法石を取りに行きます!」
『私もグリム君と行きます!』
この3人組を助けなきゃ
これから先、絶対絶対後悔する
クロウリー「・・・ですが、鉱山に魔法石が
残っている確証はありません。
閉山してしばらく経ちますし、
魔法石が全て
掘り尽くされてしまっている
可能性が非常に高い。」
『・・・で、でも行ってみないと分かりません』
もし発見出来なかった事を考えると
めちゃくちゃ怖いけど
それでも、
それでも私達は行くしかない
デュース「退学を撤回して貰えるなら、
俺はなんでもします」
グリム「花子が行くなら、
オレ様も行くんだぞ!!」
グリム君は絶対に行くんだよ??ん???
この可愛い猫ちゃん分かってるのかな??
『・・グリム君が真犯人なんだからね』
グリム「オレ様は、
シャンデリアを掃除しようと
思っただけなんだゾ」
悪意がないって、本当に恐ろしいんですが
クロウリー「・・・分かりました。
一晩だけ待ってさしあげます。
明日の朝までに魔法石を
持って帰ってこなければ、
君たち3人は退学です。」
『・・・分かりました』
デュース「はい、有難うございます!」
エース「はーぁ、しゃーねぇ。
んじゃパパッと行って、
魔法石を持って帰ってきますか。」
よし、それじゃあ
行き方は分からないけど
ドワーフ鉱山へ4人で向かうのだ!!