第3章 2日目
『よし・・・やろっか、グリム君』
グリム「早く終わらせてご飯なんだゾ!!」
私達は手に雑巾を持ち
晩ご飯の為、全力を捧げるつもりだ
エース「だっり~・・・。
ちゃっちゃと終わらせよーぜ」
デュース「そうだな、早く終わらせよう」
この食堂を見回しただけでも
窓が10個以上ある
なおかつ複雑なデザインだから
余計に神経を使いそう・・・
でもまぁ、4人もいれば何とか終わるだろう
グリム「花子~!!」
『どしたのグリ・・・、グリム君?!?!』
ギイギイーーー
シャンデリアが不気味に揺れている
グリム「・・・よく見るとこのシャンデリア、
ホコリだらけなんだゾ」
何やってんの?!
ちょ、何やってんの?!
『グリム君!!危ないから降りな!!』
グリム「グラグラするんだゾ?!」
『怪我したらどうするの、
こっちおいで!!』
いつの間にか、高そうなシャンデリアに
グリム君が飛び乗っていた
ヒヤヒヤするんだけどもおおお!!
これ以上厄介事増やさないでくれえええ!!
エース「あの狸って変に度胸あるよな・・・」
デュース「・・・まったく、
晩ご飯が遅れてしまうぞ」
ギイィイーーー
ギイィイーーーーーーー
心なしか
さっきよりも
シャンデリアがぐらぐら揺れている
いやまぁ、そんなもんか・・・
いやそんなもんだよね
うん、そんなもんだよ!!!
『窓拭きだけだから!!
シャンデリアは掃除しなくて大丈夫!!』
グリム「それもそうだな、
仕事増やしたら疲れるだけだゾ」
『・・・はぁ、ヒヤヒヤさせないでよ~・・・』
グリム君が私の肩に飛び降りる
あれ絶対に数十億するよ
実際の価値は全然分か
"ガッシャーーーーーン!!"
『・・・・・・・・・え?』
グリム「ふな゙~~~~~~~っ?!」
嫌な予感がする
また、嫌な予感がする
もう嫌だ
もう帰りたい、お母さん
エース「オエッ!ゲホッゲホッ!!!
信じらんねぇ!!!!」
デュース「な、何が起こったんだ?!」
後ろを振り返ると
ホコリが物凄く待っていて
シャ
シャンデリ・・・
『シャンデリアがーーーーーーー!!!!』
見るも無惨な姿に
成り果てていた