第1章 1日目
グリム「むがーーー!!
むががーーーー!!!!」
紐で拘束されたグリム君が何かを訴えかけている
混乱している時だからなのか
暴れるグリム君を見ていると
姿形は愛らしいので少し癒やされる
クロウリー「本当に落ち着きありませんね、
この使い魔」
『あの、使い魔じゃないです・・・』
グリム「むがーーーー!!!」
私に危害がないと可愛いんだけどな・・・
余程私の来ている服が欲しいのか
そしてまた気づいた事
いつもの服じゃない
てかこの服なんだ制服みたいだけど
なんか替えの服があったらあげたいけど
そもそもサイズちがくない?
グリム君なんて
SとかMとかLとかのレベルじゃないよね
しかも私スカートだし・・・
多分グリム君はズボンの方が履きたいよね
クロウリー「さっ、入学式に行きますよ。」
一通りの説明をし終えたっぽいぞ
まぁ
話してる事の9割は
理解できなかったんですけどね
クロウリー学園長の歩くスピードが速くなる
『あ、クロウリー学園長・・・』
クロウリー「なんです?」
『私、トイレの花子と言います。』
理解はできていないけど、
こんな私とグリム君に
世話を焼いてくれているので
まず自分の名前ぐらい言っておかないと
ダメだよね
クロウリー「トイレの花子君…
珍しい名前ですね、
聞いた事ありません」
そ、そうなんだ・・・
珍しいんだ・・・
『で・・・こっちがグリム君です』
グリム「むがーーーーーーーーー!」
もの凄い元気だなグリム君
クロウリー「トイレの花子君と
グリム君、
校則違反等ありましたが
まぁ初めですし
多めに見ましょう。
私、優しいので。」
『・・・・・・』
なんか、学園長に対して
めちゃくちゃ失礼だと思うけど
胡散臭いんだよなぁ・・・
クロウリー「さあさあ、急ぎますよ」
『は、はい』
よく分からないけど
入学式?に参加するんだ・・・
18歳で入学式か・・・
全然話よく分からないけど
入学式ぐらいは頑張らないとな
なんかよく分からないけど
校則違反して、
迷惑もかけてしまってるし