第1章 1日目
も、もう
思考停止しよう
この訳わからない場所で
流れに身を任せた方が楽だ
???「急がねば入学式が終わってしまう。
さあさあ、急いで急いで」
入学式が終わりかけらしい
というか入学式って途中参加OKなの?
『・・・あ』
気づいたんだけど
そもそも・・・
この仮面の男性は何者なのか
教えて貰わないとだ・・・
『あ・・・あの・・・』
???「なんです?」
『すいません、貴方は・・・どちら様ですか?』
???「おや?君・・・
意識がはっきりしてないんですか?
空間転移魔法の影響で
記憶が混乱してるんですかねぇ・・・」
今、魔法?
魔法って言った?
???「・・・まぁいいでしょう。
よくあることです
では説明してさしあげます。
私、優しいので」
そう言って仮面の男性は
ニッコリ笑うと
歩きながら
説明を始めた
『あ、ありがとうございます・・・』
???「・・・ごほん
ここは
『ナイトイレブンカレッジ』です。」
『な、ないといれぶん・・・?』
まさかのカタカナ攻撃
横文字は弱い
???「世界中から選ばれた
類い稀な才能を持つ
魔法士の卵が集まる
ツイステッドワンダーランド
きっての
名門魔法士養成学校です」
『へ、へ~・・・』
もういいや・・・
ワタシハリーポッターアコガレテタンダー
クロウリー「そして私は理事長より
この学園を預かる校長。
ディア・クロウリー
と申します。」
クロウリー「この学園に入学できるのは
『闇の鏡に』
優秀な魔法士の資質を
認められた者のみ。
選ばれし者は、
『扉』を使って
世界中からこの学園へ
呼び寄せられる。
貴方のところにも
『扉』を載せた
黒い馬車が
迎えにきたはずです。」
『・・・そ、そですか?』
・・・ええ
全然記憶に無いよ・・・?
クロウリー「その感じ、覚えてなさそうですね」
すいません
記憶にございません