第3章 2日目
『・・・もしかしたら補修とかかな?』
生徒じゃないから
学内探索もなんだか新鮮だ
グリム「そうかもしれないんだゾ!
この教室に入ってみるゾ!!」
『えっ、ちょ「オラァ!エースはどこだ!」
見切り発車過ぎるよおおおおおおお!!
知らない人とかいっぱいいて
また今朝みたいな喧嘩になったらああ!!
グリム「隠し立てすると
ただじゃおかねーんだゾ!」
そんなどこぞのヤクザ映画みたいな・・・
すいません!!と言おうとして
教室内を見てみると・・・
『・・・グリム君、誰もいないみたいだよ』
既に教室はもぬけの殻だった
やっぱり部活動に行ってるのかな・・・?
グリム「本当なんだゾ・・・」
???「いいや、私がいるよ。」
『・・・「ふぎゃーー!!絵がしゃべった!?」
す、凄い
ハリーポッターでしか見たことなかった
『・・・(まぁ、ゴーストも喋るもんね)』
私達の目の前で絵画が喋っていた
壁の肖像画「なんだい?しゃべる絵画なんか
ここじゃ珍しくないだろう?」
確かに・・・
私の相棒は喋る猫だし、職場にはゴーストもいる
絵が喋ったって、普通・・・か?
壁の肖像画「あっちの壁の貴婦人も、
こっちの壁の紳士も
みんなおしゃべりするよ。」
『・・・本当だ、ど、どーも』
一応お辞儀しとこ
これからお世話になるかもしれないしね
グリム君は依然として固まっている
壁の肖像画「肖像画には口があるんだから、
おじゃべりもするってものさ。
普通のことだろう?」
『・・・ゴーストさんも話しますもんね』
壁の肖像画「私はふわふわ落ち着きなく
漂っている連中と違って
この壁に50年以上落ちて着いて
座っているけどね」
あ、これ地雷踏んだかもしれない
『・・・なんか、すいません』
壁の肖像画のおじさんを見てみると
少し期限が悪そうだ
ゴーストと比べるのは地雷と覚えておこう・・・
壁の肖像画「それで?君たち
誰かを探しているのかい?」
グリム「・・・ハッ!!
エースってヤツを探してるんだゾ。
顔にハートが描いてある。
もさもさ頭のヤツ!」
あ、グリム君意識が戻ってたんだ