第3章 2日目
『・・・あの、お名前聞いても良いですか?
私はトイレの花子って言います』
なんというかこの子は
庶民的な所があってホッとする・・・
ラギー「あぁ、オレの名前っスか?
ラギー・ブッチ、
サバナクロー寮の2年っス。
ラギーでいいっスよ。」
宜しくね、花子さんと言いながら
シシシシシッと笑う
今年のベストオブアニマル賞受賞決定
おめでとう、ラギー君
『・・・何か辛かったら、
もっとサービスするんで・・・
いつでも言っ゙で下ざい゙ね゙』
ダメだ
最近涙腺がバグってるのかもしれない
こんなきゃわいい耳を持ってるラギー君に
パシリをさせるような
悪い奴がいるなんて・・・!!
レ、レオナさんとかいうヤツ・・・
ラギー「・・・あ、ありがとっス
(オレ、勘違いされてる・・・?)」
『・・・ラギー君もお腹いっぱい
色々食べてくださいね』
そう、君は成長期だ
大事なケモミミ勢が減少しては
私も、全世界の人も困ってしまう
ラギー「そうっスね~・・・。
なんか花子さんの心配の仕方
故郷のおばあちゃん思い出すよ」
おばあちゃん・・・
お゙ば゙あ゙ぢゃ゙ん゙あ゙り゙が゙どゔ
ラギー君凄い良い子でず!!!
ラギー「・・・あ、リクエストとか
頼んでもいいんスか?」
『・・・リクエストですか?
初めて言われたんですけど頑張ります』
いやもう何でも言って下さい
美味しく作れるかは分からないけど
ラギー「・・・ドーナツ食べたいっス
チョコソースとかもあれば
尚更、嬉しいんスけど」
『ドーナツですね・・・
今、販売するメニューも考えてたんで
試作ついでに作ってみます!』
ラギー「マジっスか?!嬉しいっス!!」
耳がぴょんぴょんしてる・・・
『今日が火曜日だから・・・
土曜日に寮で作ってみるんで
おんぼろ寮まで遊びに来ませんか?』
デュース君達も誘ってみよう
ラギー「土曜日・・・モストロ・ラウンジで
バイトあるんで、
それ次第なんスけど・・・」
『・・・あ、じゃあ持って行きますよ?』
モストロ・ラウンジって
アズールさんがいるところだよね?!