第3章 2日目
グリム「ふな゙~~~~~っ!!」
見覚えのある
青白い炎が当たり一面に広がり燃え上がる
だが青白い炎は
エー・・・くそガキに向けられていた為
私は少し熱いなーぐらいで何とか助かった
『・・・・って、グリム君!!』
だけど
他の人や物に危害が及んでしまうと
取り返しのつかない事になってしまう
なんとかして
グリム君を落ち着かせないと・・・
エース「うわっ!!!
っと、危ねえ!!
なにすんだよ!!!」
ちょっとざまあ見ろと思ってしまう
グリム「オレ様と花子を
馬鹿にするからだ!
その爆発頭を
もっと爆発させてやるんだゾ!!」
『もっと言ってやれ(小声)』
エース「・・・爆発頭ぁ~?」
グリム「そうだゾ、
花子は少なくとも
爆発頭ではないんだゾ!!」
・・・お?
”爆発頭”が癪に障ったらしい
というかくそガキも大概煽り耐性低いな
『・・・え、いや私の事言った?』
私、昨日はお風呂入らなかったけど
今朝急いでシャワー浴びてきたから
爆発頭ではない自信はある
エース「へ~ぇ。
オレとやろうなんて
良い度胸じゃん。」
これは間違いなく喧嘩の流れだよね・・・
エース「そっちこそ、全身チリチリの
トイプードルにしてやる!!!」
グリム「ふな゙~~~~~っ!!」
くそガキエースに向かって
青白い炎が当たり一面に広がる
『ちょ!!グリム君!!
言葉は良いけど魔法はダメ~!!』
これ以上面倒事を起こされたら
私まで追い出されてしまうかもしれない
必死にグリム君の肩を掴んで訴えかける
エース「おっと危ない、それっ!!」
『・・・うわっ!!』
くそガキエースが言葉を発した途端
心地よく吹いていた風が強風へと変化した
グリム「コイツ、魔法でビュンビュン
風を吹かせてくる!!
オレ様の炎が曲がっちまうんだゾ!」
『グリム君、もう止めようよ・・』
グリム「オレ様は、ここまで
爆発頭に馬鹿にされる筋合いは
ないんだゾ!!」
完全に頭に血が上ってるようだ・・
『いや・・・そうなんだけどさぁ・・・』
ご飯大盛りにするよと呼びかけても
グリム君は戦闘モードに入ってしまった