第3章 2日目
エース「プッ・・・・・・あはははっ!!!」
突然エースさんがお腹を抱えて
笑い出す
エース「もう堪えるの無理だ!!
あははははははは!!!」
『・・・・・な、なんなのこの人』
エース「なあ、お前ら昨日入学式で
暴れてた奴らだろ?」
そう言いながら、エースさ・・・
いやこの人はずっと馬鹿にしたように笑ってくる
さん付けなんてした
私が馬鹿だったのかも
エース「闇の鏡に呼ばれたのに
魔法が使えない奴と
お呼びじゃないのに
乱入してきたモンスター」
『・・・・・・行こうよ、グリム君』
嫌な予感は的中しそうだ
大体いきなり親切にしてくる人は
疑うべきだったんだ・・・
エース「やー、入学式では
笑い堪えるの必死だったわ。」
グリム「な、なぬ?!
しっ、失礼なヤツなんだゾ!!」
いやまさにグリム君の言う通りだ
エース「で、結局入学できずに
2人して雑用係になったわけ?
はは、だっせー」
うわー・・・めっちゃ腹立つコイツ・・・
グリム「にゃにおぉおう・・・・・・?」
エース「しかも『グレート・セブン』も
知らないなんて
どんだけ世間知らずなんだよ。」
『グリム君、放っておこう・・・もう行こうよ』
さっきからずっと肩を叩いているけど
頭に血が上っているのか
話が全然聞こえてない様子だ
エース「ナイトイレブンカレッジに来る前に
幼稚園からやり直すのを
オススメするわ。」
そう言いながら、私達の事を小馬鹿にし続ける
いやめっちゃ腹立つなこのくそガキ
グリム「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬ・・・」
煽り耐性がある私でも腹が立つんだから
グリム君なんかガチ切れしてそうなんだよね・・・
エース「ちょっとからかってやろうと
思って声かけたけど
色々と予想を越えてたね」
あー・・・やっぱりそういう魂胆か・・・
エース「んじゃ、オレは君たちと違って
授業あるんで!
せいぜい掃除頑張ってね、
お二人さん♪」
グリム「コイツ~~~~~!!
言わせておけば!!!
もう怒ったゾ!!!!」
『グ、グリム君・・・どうどう・・・』
嫌な予感がする
めちゃくちゃ嫌な予感がする