第3章 2日目
ゴーストさん達とお喋りしている内に
ソーセージと目玉焼きに
火が通ったのでお皿に盛り付ける
グリム君は沢山食べるよね
『・・・ゴーストさん達も朝ご飯食べる?』
ゴーストA「ワシ達も良いのかい?」
ゴーストさん達が驚いていた
私変な事言ったかな
『大丈夫だよ、
学園長から沢山食料貰ったから』
ゴーストB「実はゴーストでも
お腹は減るんだよ」
え、そうなんだ・・・
いやまぁ、そうなのか・・・?
ここに来てゴースト事情も知れるとは
ゴーストC「やったぁ~」
『ご飯は皆で楽しく食べた方が美味しいよ、
じゃあゴーストさん達には
談話室まで朝ご飯運んで貰っても良い?』
実は一人で料理を運ぶのが
面倒臭かったのは内緒
ゴーストA「それ位なら」
ゴーストB「お安い御用だよ」
ゴーストC「グリ坊も起こしてあげよう」
そう言いながらゴーストさん達が
手際よくお箸やお皿を談話室まで
置きにいってくれた
『・・・ついでに皿洗いも頼んじゃおう』
働かざる者食うべからずなのだ
「ふな゙~~~~~~~?!」
談話室の方からグリム君の声がする
恐らくゴーストさん達に驚いたんだろう
『・・・サラダはトマトとレタスで良いよね』
包丁で野菜を切り
ソーセージや目玉焼きと同じお皿に盛り付ける
こうすれば皿洗いも節約できる
グリム「花子~~!
なんだか美味そうな
匂いがするんだゾ!」
さっき起きたばかりなのに
食欲旺盛だなグリム君は
『おはよう、グリム君
朝ご飯作ったから運んでくれる?』
グリム「ソーセージがあるんだゾ!!
オレ様は一番大盛りがいいんだゾ!!」
『手伝ってくれたら
おにぎりも1個追加してあげるよ』
グリム「にゃ、にゃんだと!!!」
グリム君の口からヨダレが垂れている
そんなに気に入ってくれたんだろうか
『うん、ご飯も炊けたから
そこら辺の料理持って行ってね』
此方の世界でもご飯が炊けると
音楽でお知らせしてくれるみたいだ
知らない音楽だけど・・・
グリム「オレ様に任せるんだゾ!!」
そう言った瞬間
もの凄い早さで料理を持って
談話室まで飛んでいってしまった
『・・・いつもこう聞き分けがいいと
助かるんだけどな』