第4章 2.5日目
【クロウリーside】
いや本当世界一可愛くないですか?
クルーウェル先生達に自慢しておきましょう
『あ、学園長。それ後で送ってください
マジカメってヤツに載せたいです』
クロウリー「あぁ、最近流行のSNSですね
いいですよ、今から送ります」
グリム「花子~・・・朝ご飯・・・」
『もう出来上がるから待っててね、
お弁当もすぐ用意するから』
ゴーストA「じゃ、窓拭きに戻るよ僕達~」
ゴーストB「僕は食器の用意しておこうかい?」
『うん、お願いします』
ゴーストC「あ、ご飯炊けたよ~」
『え、はやっ!!おにぎり作らなきゃ!!』
今、"お弁当"って聞こえた気が・・・
クロウリー「・・・お弁当、作ってるんですか?」
『・・・えっ?!あ、節約の為に作ってますよ?
お昼ご飯は私とグリム君食堂で食べます。
グリム君はそれでも足りないんですよ』
クロウリー「そうですか・・・」
いや別に羨ましいワケじゃないですよ?
そりゃ、可愛い娘にお弁当作って欲しいとか
少しは思ってしまいましたけど
『・・・学園長って、ご飯どうしてるんですか?』
クロウリー「私ですか?
自炊はあまりしないもので、
教職員用のご飯を食べていますよ」
あれがなかなか美味しいんですよねぇ
先生方も気に入ってるようですし
『あ、そうだったんですね。
折角なら今度から学園長もどうかと
思ったんですけどいらな「頂きます。」
なんでしょう
この娘って・・・天使なんですかね?
グリム「オレ様以外に作らなくていいんだゾ」
『さっきから拗ねてどうしたの?
グリム君が一番大盛りで特別なんだよ?』
グリム「な、ならいいんだゾ!!」
『昨日の残りの親子丼も入れておくね
エースとデュースにもあげるんだよ?』
グリム「それは嫌なんだゾ、
これはオレ様だけのお弁当なんだゾ」
この光景、尊過ぎませんかねぇ・・・
『学園長、紅茶でも大丈夫ですか?
コーヒーまだ買えてなくって・・・』
クロウリー「えぇ、問題ありませんよ」
グリム「オレ様、ジュースがいいんだゾ」
『え~・・・まぁ朝だしいっか』
私、本当に涙が出てきそうです
朝からこんなに幸せで大丈夫なんでしょうか