第4章 2.5日目
【グリムside】
『遅くなってごめんね、グリム君』
子分のくせに
朝起きたら台所にもいなかったんだゾ
オレ様物凄く腹が減ったんだゾ!!
グリム「お帰りなんだ・・・ゾ!?
オ、オマエ?!
一体誰なんだゾ?!」
声は確かに花子なんだゾ?!
でも目の前にいるのは
キラキラしたお姫様なんだゾ・・・?!
『えぇっ!?私だよ?!花子だよ?!』
しかも凄く良い匂いがするんだゾ
ほ、本当に花子なのか・・・!?
グリム「・・・べ、別人なんだゾ?!」
ゴーストA「確かに、別人みたいに綺麗だねぇ」
ゴーストB「本当だ、化粧でもしたのかい?」
ゴーストC「グリ坊、落ち着いて
この子は花子ちゃんだよ」
『そうそう!!私だよ!?
信じてよグリム君~~~~!!!』
た、確かにこの感じは花子なんだゾ
ゴースト達も言ってるから間違いない・・・?
グリム「ど、どこかのお姫様かと思ったゾ」
『ほんと?!あのねあのね皆秘密にしてね。
実は本物のお姫様に出会っちゃったの』
この学園はツノが生えてるヤツがいたり
お姫様がいたり、変な場所なんだゾ
ゴーストA「お姫様かい?!
この学園にもいるんだねぇ」
グリム「オレ様本物に会ってみたいんだゾ」
ゴーストB「それにしても大荷物だねぇ」
ゴーストC「何を買ってきたんだい?」
『今度遊びに行く約束したから、
その時に皆に紹介するね。
あ、これはねお弁当箱とか買ってきたの』
グリム「・・・お、おべんとうばこ?」
『うん、お腹が空いた時に食べてね。
授業中は絶対に食べちゃダメだよ』
グリム「わ、分かったんだゾ」
ゴーストA「グリ坊はすぐお腹が空くからねぇ」
花子は怒るとスゲー怖いからな
約束ぐらいは守ってやる
『後、学園に行く時は
このリュックに全部入れていこうね
魔法のリュックで重くならないんだってさ』
ゴーストB「へぇ~、これは凄い。
今日からグリ坊も登校か~」
グリム「これに全部入れておくんだな」
『そうだよ、結構中に入りそうだから
教科書とかも入れておこっか』
ゴーストC「なんだか僕達まで楽しみだよ」
オレ様だけのリュック・・・かっけーんだゾ!!