第4章 2.5日目
サム「用意しておいた服なんて全て、
小鬼ちゃんに凄く似合うと思うよ」
せ、接客が本当にうますぎる・・・!!
思わず全部買ってしまいそうだ・・・!!
『う、う~ん。
洗濯する必要もあるし3着買おうかな』
地味なのがいいんだけど・・・
どれもちょっと派手なデザインが多いな・・・
サム「これなんてどうだい?
小鬼ちゃんのその日の気分によって
エプロンの柄や色が変わるんだ!!」
え、それはちょっと面白いかも・・・!!
『他には、面白い服ってありますか?』
やっぱり、魔法って凄いなぁ・・・
サム「そうだねえ、こっちの服は
作りたい料理のレシピが
あら不思議、
ポケットから出てくるよ。
他の柄もIN STOCK!NOW!」
そ、それも欲しいいいいい!!!!
『それ二つでお幾らですか・・・?』
サム「今日は色々購入してくれるんだろ?
サービスしておくよ、小鬼ちゃん。
後1着選んでくれれば9000マドル
これで、ご満足頂けるかな?」
9、9000マドル・・・
でもこれは必要経費、必要経費なんだ!!
『・・・買います』
サム「THANK YOU!!
これからもご贔屓にね、小鬼ちゃん」
う、うまいな本当に・・・
それにしても最後の1着どうしよう・・・
『・・・これって、普通のエプロンですか?』
あれ、これだけ柄も見た目も普通っぽい・・・
サム「これは、掃除を手伝ってくれる
魔法のエプロンだ。
でも、毎日は手伝ってくれないよ
週に1度1時間、動いてくれるのさ」
毎日8時間位手伝って欲しいな・・・
『毎日手伝うエプロンも、あります?』
サム「勿論、IN STOCK!NOW!
でもそうすると1着だけで
100000万マドル、
問題ないかい?」
問題大ありだった
でもいつか欲しいな・・・
『や、やめときます。
じゃあ後保冷剤3つお願いします。』
サム「OK!!それもサービスしておくよ。
食堂のゴースト達には、
とてもお世話になっているからね
とても良い取引相手なのさ。」
学食の材料仕入れって、
もしかしてサムさんが?
って、私が食堂で働いてるの知ってる・・・?!
一体何者なんだ・・・?!