第4章 2.5日目
『う、うおおおぉお~~?!』
いつもの100倍綺麗・・・!!
ヴィル「・・・この私の手に掛かれば、
これ位どうって事ないわね。
これ試供品とか持ち帰りなさいよ。」
『・・・あ、あのお代金は?』
すいません、
1万マドルしか持ってないんですけど・・・
ヴィル「・・・アンタからのはした金なんて、
いらないに決まってるでしょ。
さっきも話したように
アタシが何をしたら喜ぶのか、
次回までに考えて持ってくる事ね」
『分かりました、頑張ってみます』
これって一番大変じゃないか・・・!?
美容にこだわるお姫様なんて
大体の欲しい物なんて持ってるでしょ・・・
ヴィル「それと、練習用のモデルなんだから。
スキンケアは毎日欠かさずやる事、
化粧も自分で練習してみなさいよ。」
『やらせて頂きます!!』
これから朝は毎日バタバタだな・・・
化粧に料理に掃除か・・・・・
ヴィル「用があれば、アンタに連絡するから。
後、学園で出会っても
アタシの事お姫様なんて呼ばないでよ
話し掛ける位なら許してあげるから。」
あ、そうか
ヴィル様って学園にいるんだよね
こんな美しい人いたらすぐ分かっちゃうな
『分かりました、
私は食堂に大体いるので・・・。
もしかしたら会えるかもしれないですね』
ヴィル「・・・知ってるわよ」
『え、知ってくれてるんですか?!』
ちょ、ちょっと嬉しいぞ?!
頑張って働いてる姿見てくれたのかな・・・!!
ヴィル「ボケーッと接客してたじゃない、
あんなんじゃダメね。
それに高カロリー過ぎ、
健康志向にしてくれるかしら?」
ダメだしの嵐だった・・・
『ちょっと気を付けてみます・・・』
そっかぁ、確かに男の料理って感じだから
別メニューも考えてみようかなぁ・・・
ヴィル様みたいな生徒さんもいるだろうし
簡単だけど健康志向で低カロリーな
美容ご飯ってヤツだよね・・・
なかなかハードル高いけど、やってみよう
ヴィル「じゃ、私はそろそろ戻るわよ。
授業の準備しないと・・・じゃあね」
『あ、分かりました』
私も急いで購買行かなきゃ・・・!!
ってか、これで出歩いていいのかな?!