• テキストサイズ

【ツイステ】学食アルバイト、はじめました

第4章 2.5日目



学園長室にてー

クロウリー「手続きが終わりませんねぇ・・・」

入学手続きやらなんやらで

気付けばもうこんな時間

最近私、頑張り過ぎではありませんか?

過労死してしまうかもしれませんよ?

コンコンコンーー

扉を叩く音がした

まさか、厄介事じゃないでしょうね

クロウリー「・・・・・・どうぞ」

扉が静かに開かれる

『・・・・・・学園長、夜分遅くにすいません』

これは予想外でした

トイレの花子さんではありませんか

てっきりモーゼス・トレイン先生かと

クロウリー「・・・どうしたんです?
      またグリム君が問題事でも?」

『ち、違います。
 今日も色々ご迷惑お掛けしましたし
 厚かましいと思いますけど、
 晩御飯のお裾分けにきました』

彼女の手元には

確かに食べ物らしき何かを持っている

クロウリー「・・・・・・お裾分けですか?」

『はいっ、親子丼です。
 鶏肉と玉葱と卵を合わせた丼物です』

クロウリー「・・・有難うございます」

これも"ニホン"の食べ物なのでしょうか

匂いや見た目は悪く無さそうですが

『今日、大量に作ったんです
 学園長は私の保護者みたいな方なので
 是非食べて欲しいなと思いまして』

"保護者"・・・!?

今、"保護者"って呼ばれました?!

クロウリー「・・・・・・うっ・・・うううう」

『が、学園長?!?!』

クロウリー「貴女のような
      何も疾しい考えを持たずに
      私に二度も差し入れをする人間など
      この学園には・・・うううう」

私は深く

猛烈に花子さんに感動しています!!

『・・・そ、そですか』

クロウリー「やはり貴女は、
      この学園にとっても
      私にとっても
      必要な人材なのですね」

やはりそうです

教育者のカンが冴え渡っています私

早急に養子縁組の手続きを行わなくては

『え、えっ?!嬉しい?です?』

クロウリー「そうでしょう、そうでしょう
      花子さんが
      成長した暁には、学園の運営を
      私の右腕として共に・・・」

しっかり私が教育を施して

様々な事を、この学園で経験すれば

この学園はより一層

必ず古今無類の誉れ高い教育機関となる!!
/ 169ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp