第4章 2.5日目
『おんぼろ寮組の~3分間クッキング~!!』
脳内に例のBGMが流れている
グリム「さ、さんふんかん・・・?」
この世界には料理番組とかないのかな
テレビも買って観てみたいな
ゴーストA「花子ちゃん楽しそうだね~」
ゴーストB「一応、ご飯も炊いて
材料も準備しておいたんだよ~」
ゴーストC「一体何が出来るんだろうね
楽しみだよ~」
『今夜は親子丼を作りたいと思います。
奇跡的にこの世界にも
なんと・・・めんつゆがありました!!』
この世界って本当に日本と食生活が似てる
これで親子丼は10分で作れちゃう筈!!
グリム「オヤコドン楽しみなんだゾ!!」
『じゃあ、まずこの液体を合わせて下さい』
めんつゆ・味醂・お水を合わせたら
親子丼のタレの出来上がり!!
グリム「や、やってみるんだゾ・・・」
ちょ、ちょっと飛び散ってるけど大丈夫
ゴーストA「なんだか美味しそうな匂いだ~」
『そしたら、材料とタレを全部煮込む!!』
ゴーストB「えっと・・・玉葱と鶏肉かな?」
グリム「ぜ、全部入れちゃうのか!?」
『うん、鶏肉に火が通るまで待つよ。
その間に溶き卵を作ってみよっか』
ゴーストC「卵割るの難しいな~・・・」
めっちゃ手がぷるぷる震えてる・・・
グリム「オレ様も!!オレ様も
やってみたいんだゾ~!!!」
『グリム君は、私が手伝うね
優しく卵持って、少し力入れて・・・』
グリム「で、出来たんだゾ!!!
オレ様割れたんだゾ~!!」
これから卵を割り係に任命しようかな
朝食は卵焼きか目玉焼き必須にしてあげよっと
ゴーストA「ぼ、僕達もいいかい~?」
ゴーストB「何だか楽しそうだな~・・・」
卵って割りたくなるよね
大量に作っちゃうから、全部割って貰お~っと
『じゃあ、このボウルに黄身を入れたら
誰かグルグル~って混ぜてね』
グリム「やるんだゾ!!
オレ様がやるんだゾ!!」
ゴーストA「グリ坊はせっかちだなぁ~」
ゴーストB「きっと全てが新鮮なんだよ~」
『卵の殻飛び散ってるけどね』
ゴーストC「僕達も新鮮で楽しいよ~」
『私も凄く楽しい!!
これからも皆で沢山作ろうね』
あ、後で料理の写真撮っておこっと