第4章 2.5日目
『良い湯だなぁ~・・・』
やっぱりお風呂って最高!!
今までの疲れと苦労が
お湯に溶けていく感じがする・・・
グリム「なんかこの風呂古臭いんだゾ」
確かに
銀色のお風呂久しぶりに入ったなぁ
タイルも凄い昔の柄って感じ
『でも、お湯加減は最高だよ』
入浴剤も凄く良い匂いがする
グリム「まぁまぁってとこなんだゾ」
君はお風呂ソムリエかなにかかな?
『なかなか厳しい評価だね、グリム君』
グリム「んなっ?何載せてんだ?」
グリム君の頭の上に
小さいタオルを載せてみる
世界一可愛い、優勝
『こうすると、少し風情が出るからね』
グリム「よく分かんねぇんだゾ・・・」
まぁ私も風情とか全然分かんないけどね
グリム「・・・あ、思い出したんだゾ」
『どしたの、グリム君』
グリム「エースとデュースの事好きか?」
『ブブォッォッ!!!!!』
なん?!!!?
な?!
グリム「ぶなっ?!
顔にかかったんだゾ!?」
『なっ?!いきなり何で!??!』
び、びっくりしたんですけど?!
いきなりどしたの?!
グリム「気になっただけだゾ」
『えっ・・・う、う~ん・・・』
出会ったばかりで好きっていうのは・・・
いやでも一目惚れとかあるけど・・・!!
グリム「オレ様はけっこー
アイツ達の事好きなんだゾ」
『・・・あ、そういう好きか』
グリム「ん?なんかちげーのか?」
好きっていろんな意味があるもんね
『ううん、二人共好きだよ』
最初は色々あったけど
私とグリム君を助けてくれたから
グリム「そうか!!
これからどんどんオレ様の子分が
増えるの楽しみなんだゾ!!」
『二人共良い子分になるといいね』
グリム君がどんな生活をしていたのか
私は全然知らないけれど
グリム君にとってこの学園生活が
とても良い思い出や経験になればいいな
グリム「花子はその中でも
一番なんだゾ
これから先ずっとずっと
一緒に生活するんだゾ!!」
『そだね、ずっと一緒にいようね』
物凄く嬉しいプロポーズ
本当に有難う
グリム「オレ様が大魔法士になったら
世界中を一緒に旅するんだゾ!!」
『それいいね、よろしくお願いします。』
さて、夜ごはん作りますか