第3章 2日目
クロウリー「花子さん、
そこで貴女に頼みがあります」
『・・・は、はい』
このカメラを使わなきゃいけないんだよね・・・
まぁ、多分写真部とか新聞部みたいな
感じなのかもしれないね
クロウリー「このカメラを使って
グリム君や他の生徒達を撮影し
学園生活の記録を
キチンと残して頂きたい。
但し、不純異性交遊はダメです」
『その心配は余計だと思います・・・』
いやまぁ、確かにそうですけど!!
モテた事ないんで安心して下さい!!
エース「あ、なんか新聞部みてーじゃん
オレも入りたいけど
バスケ部だからムリだわ」
デュース「陸上部の写真は
これから花子に任せるよ」
『あ、バスケ部と陸上部だったんだ
練習して沢山撮ってみるね』
2人とも運動系なんだ
イメージ通り、凄く似合ってる
グリム「らんららん♪
オレ様が格好良いところ
じゃんじゃん撮るんだゾ~♪」
『うん、よろしくお願いします。』
クロウリー「・・・特に、ああいうお調子者が
悪さをした時には、
必ず撮っておいて下さいね
私への報告書代わりに
うってつけでしょう?
学園の職員・監督生として
しっかり周囲に目を光らせ
記録を取るように」
やっぱ監督生とかって報告書あるんだ・・・
クロウリー「魔法士でなくても
使える希少な魔法道具を
娘にプレゼントなんて・・・
私の優しさ、
天井知らずじゃありません?」
エース「そこはパパ大好きって言っとけば?」
『絶対言いません!!』
デュース「物凄く褒めて欲しそうに
花子の方見ているな・・・」
グリム「コイツやっぱ変なんだゾ・・・」
何か変なスイッチ入ったのかな
クロウリー「・・・さて、今日はもう遅い。
詳しい話は明日にしましょう
寮に戻りなさい。」
デュース「・・・では、失礼します」
エース「失礼しまーす」
『グリム君もお礼して、帰るよ』
グリム「いでっ!お礼ぐらいできるんだゾ!」
私達は、学園長室を後にした