第3章 2日目
クロウリー「2人の言う通り、
本来生徒は魔法石がついた
"マジカルペン"を
使うのが決まりですが
その肉球では・・・
上手く握れないでしょう?」
エース「あ~・・・ぷにぷにだもんな肉球」
デュース「そういえば、
カレーも食べづらそうだったな」
『・・・た、確かに!!』
ご飯食べる時、いつもお箸使いにくそうだった
学園長・・・たまには良いとこあるんだ!!
クロウリー「特別カスタムです。
あぁ・・・なんと細やかな気遣い!
私、優し過ぎませんか?
最高の父親では?
そうですよね?花子さん」
『・・・そ、そですね』
承認欲求の塊では?
エース「花子の方スゲー見てんじゃん」
デュース「父親にしては似てなさ過ぎだな」
もう本当説明すんの嫌、めんどくさい
グリム「やったんだゾ~♪
かっけ~んだゾ~~♪
オレ様だけの魔法石の
首輪なんだゾ~~~♫」
グリム君は喜びすぎて、歌い始めました
いやもう本当その歌可愛いオリコン1位
クロウリー「全然話聞いてませんね・・・」
『そりゃそうですよ、
グリム君の夢だったんですから』
こりゃ、お祝いしないとなぁ・・・
クロウリー「花子さん、
ご覧の通りグリム君は
まだ人間社会に不慣れです。
私が保護者代理なように
花子さんが
グリム君の手綱を
しっかり握ってあげて
下さいね、お願いしますよ?」
多分面倒事起こして欲しくないからだよね
『・・・分かりました、頑張ります』
でも、そこはキチンとしないとね
エース「花子スゲーじゃん、
この学園の職員で更に監督生に
なっちゃったワケ?!」
え、か、監督生?!
『な、なにそれ?!』
エース「その寮の
責任者みたいなモンじゃね?」
私、ただのアルバイトなんですけど・・・?
いやまぁ職員になったけど
クロウリー「そうですね。
花子さんは職員ですが
面倒なので監督生も兼ねて下さい」
また面倒臭い役職増えた・・・