第3章 2日目
エース「グリムやったじゃん!!」
デュース「僕達と同期になるのか!!」
エースとデュースも喜んでくれてる
なんだかんだ良いヤツなんだよね
グリム「オ・・・・・・オレ様も、
この学園に通えるのか・・・?」
エース「なにボケーッとしてんだよ、
今学園長が言ったっしょ!!」
デュース「これから学園に通えるんだ、
一緒に授業も受けれるんだぞ」
出会った頃から
グリム君がずっと言ってた事
『グ、グリム君!!!!
夢じゃないんだよ!!!!』
夢の大魔法士になれる
道がやっと出来たんだ・・・!!
グリム「雑用係じゃなく、生徒として・・・?」
グリム君が嬉しさのあまりポカーンとしている
そりゃそうだよね
ずっとずっと望んでたんだから
クロウリー「・・・はい。
ですが、昨日のような騒ぎは
二度と起こさないように。
良いですね?」
ああいう事が起きる前に
私も全力で止めてあげなきゃ!!!
グリム「ふな・・・ふなぁ・・・・・・
花子・・・オレ様・・・」
グリム君が泣きそうな目で見上げてくる
『夢が1個叶ったんだよ、おめでとう
本当に頑張ったね、グリム君!!』
グリム「ふなぁ~~~~!!!
やったんだゾ!!!!!!」
尻尾が見たこともないぐらいに
ブンブン揺れている
『頑張って大魔法士にならなきゃね』
グリム「オレ様大天才だからな!!
こんなの楽勝なんだゾ!!!」
勉学の方はちょっと心配だけどね
クロウリー「それでは、
ナイトイレブンカレッジの
生徒の証である魔法石を
グリム君に授けましょう」
学園長が綺麗な紫色の魔法石を取り出す
『・・・あ、私つけてあげても良いですか?』
クロウリー「良いですよ、
それではお願いしますね」
なんだか少し緊張する
落とさないように注意しなきゃ・・・
『グリム君、重くない?物凄く似合ってるよ』
ネックレスみたいに取り外しは簡単だ
紫色の魔法石がキラキラ輝いている
グリム「重くないんだゾ!!
すっげぇ幸せなんだゾ~!!」
エース「オレ達みたいにペンじゃねぇんだな」
デュース「確かにそうだな。
でも良く似合ってる」