第3章 2日目
早く帰りたいんですけど私・・・
クロウリー「私は今、
猛烈に感動しています!!!」
エース「そ、そっスか・・・」
デュース「これは喜ぶべきなのか・・・?」
感動するより
私達を助けに来て欲しかったです・・・
グリム「花子~・・・
眠くなってきたんだゾ・・・」
グリム君のお腹が
さっきからグーグー鳴っている
体力も空腹も限界みたい・・・頑張ったもんね
『よしよし・・・早く寝ようね』
クロウリー「今回の件で確信しました。」
学園長が私の方を向く
『・・・・・・は、はい?』
クロウリー「花子さん。
貴女には間違いなく、
猛獣使い的才能がある!!
代理保護者からして
本当に自慢の娘です・・・!!
異性間交遊に関しては、
心配な所はありますが・・・」
猛獣使い的才能ってどんな才能だよ
もう学園長にツッコミしてるよ私
エース「花子って学園長の娘なワケ?!」
デュース「えっ!?
か、仮面はどうしたんだ?!」
グリム「親子丼・・・ムニャ・・・
食べたいんだゾ・・・」
グリム君は夢の世界へ行きかけている
『・・・また今度説明するね』
これもう説明面倒臭くなってきたぞ
このバカ2人に説明すんの嫌だからね私
クロウリー「ナイトイレブンカレッジの
生徒たちはみな、
闇の鏡に選ばれた
優秀な魔法士の卵です」
もう帰らせて下さい
明日アルバイトなんですけど・・・
クロウリー「しかし、優秀が故に
プライドが高く、我も強く、
他者と協力しようという
考えを微塵も持たない
個人主義かつ自己中心的な
生徒が非常に多いのです」
エース「それオレ達の事っスよね・・・」
デュース「物凄い悪口を
真っ正面から言われている・・・」
『もうそれ学園としては最悪じゃないですか』
どんな学園なのここ
とんでもない所にトリップしちゃった私
グリム「ムニャ・・・?ジコチュー・・・?
ほとんどいいことじゃないゾ・・・」
『ごめんね、起こしちゃったね』
もうグリム君起きちゃったじゃないですか