第1章 1日目
???「みんな、
伏せて!!!!!」
『あ、あわわ・・・・・・』
あれ熱いんだもん・・・
絶対ヤケドするよあれ・・・・・・
グリム「ん゙な゙~~~~!!!!」
あたり一面に青白い炎が燃え上がる
『や、やっぱりだぁ~・・・』
運がよかった
ギリギリ当たらなかった・・・セーフ・・・
???「うわあ!!
あちちちっ!尻に火が!!」
近くにいたフードの人に被害が出た・・・
お尻に火とか絶対ヤケドする・・・
ご愁傷様・・・
クロウリー「このままでは
学園が火の海です!!!
誰かグリ・・・
あの狸を
捕まえて下さい!!!」
まぁ、
皆に分かりやすく伝えるには狸だよね・・・
???「チッ・・・かったりぃな・・・。」
???「アラ、狩りはお得意でしょ?
まるまる太った
絶好のオヤツじゃない。」
???「なんで俺が、テメェがやれよ」
やっぱりどこの世界にも
ヤンキーはいるんだ・・・
アズール「クロウリー先生、
おまかせください。
いたいけな小動物をいたぶって
捕獲するという
皆さんが嫌がる役目、
この僕が請け負います。」
え、そこまで言ってなくない・・・?
いたぶる?
???「さすがアズール氏。
内申の点数稼ぎキマシタワー。」
この世界にも内申点とかあるんだ・・・
???「なあ、誰かオレのケツの火ぃ消して
くれてもよくねえ?!」
『あ・・・あの、て、手伝います!!』
上の服がブレザータイプの為、
急いで脱いで火元に叩きつける
いや魔法?らしいから消えるかな・・・どうしよ
???「おぉ!ありがとな!新入生!!」
『あ、は、はいっ』
フードからチラッと見えたその顔付きは
ターバンを巻いていて、
褐色の肌をした男の人
この人はなんだかノリが良くて優しそう・・・
気付くと火は消えていて、お尻は守られた
『よ、よかった・・・』
カリム「水魔法は得意だけど、助かった!
新入生のお陰だ、オレの名前は
カリム・アルアジームだ宜しくな」
『か、かりむさん・・・・・・
トイレの花子です』
初めて歳の近そうな人と話せて
少しだけホッとした