【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか
第2章 はじまり
それからはお互いの近況報告
「って彼氏いるの?」
「いるよ。倫太郎は?」
「ん~。彼女はいない」
「なにその言い方」
「そのままだけど」
あぁ、やっぱり目の前にいるのは
私の知ってた男の子じゃなくて
私の知らない男の人なんだって。
でも、中学の話をした時
私が知ってる倫太郎だった。
楽しかったなって、改めて思う。
「………もう、倫太郎には会えないと思ってた」
「なんで?」
「だって、私のこと避けてたじゃん」
沈黙が流れる。
なんか言ってよ。
「そうだね。俺、あのあと後悔したんだ。
なんであんなこと言ったんだろうって。
てかそもそも断られると思ってなかったし」
そう言いながら笑ってる倫太郎を見て、
胸が苦しくなった。