• テキストサイズ

【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか

第9章 角名と一緒におにぎり宮へ


「こんばんは~」



「いらっしゃいませ~!

って角名ぁ!いらっしゃい!」



「どうも~」



「お疲れ様~」



「もお疲れ」





そう言いながらすでにカウンターに座っていた私の横に

たった今やってきた倫太郎も座る。




私の仕事終わりに合わせて倫太郎が来てくれて

一緒に宮でご飯を食べることになった。



もちろん全然乗り気ではないけど

外で倫太郎と "ただの" 幼なじみでいるのはいつものことだし、

そしてもちろん、私に拒否権なんてない。





「へぇ~。時間遅いのにお客さんも多いし、治すごいね」





閉店間際だけどお持ち帰りのお客さんが何組か待っていて





「ほんとだよね。

あ、ほら。倫太郎何食べる?」



「いつも何食べてんの?」



「私はねぇ、コレと~コレと……」





私はこれだけ宮にお世話になってるのに

倫太郎は来たことがなかった。



というか、宮にたまに通っていたことは

ふんわりと伝えていただけ。



こんなことになるんなら

"会社の近くのおにぎり屋さん" じゃなくて

店名で話すべきだったし、


なにより行き始めた頃に連れてきておくべきだった。




って、そんなこと今さら思っても

もうどうしようもないんだけど。





まぁでも今日はただご飯を食べるだけ。


そう、ご飯を食べるだけ。




いつも通り、何事もなく終わりますように。
/ 186ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp