【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか
第7章 おにぎり宮にて
今日も仕事終わりにおにぎり宮で遅めの夕飯を食べる。
時間も時間だし
お客さんもテイクアウトばかりで
入っては出ていくお客さんを
一人カウンターで眺めながら食事する。
「こんばんは。まだ大丈夫ですか?」
そう言いながら次に入ってきたお客さんを見て
「え?赤葦?」
「あれ?、久しぶり」
「え、なんなん?二人知り合いなん?」
「え、治くん赤葦知ってるの?」
「あ、大学のゼミが一緒で」
赤葦が治くんに返す。
「え?で?赤葦も常連さんなの?」
「あ、うん。宮さんのおにぎりは格別です」
「おおきに!今日はどうするん?」
「えーっと、久しぶりだからなー。
じゃあ、これとこれとこれと……
あ、あとこれもお願いします。持ち帰りで」
「ありがとうございます!
ちょっと座って待ってて!」
そう言って治くんが赤葦の注文の準備を始める。
「え、てか赤葦すごい久しぶりじゃない?仕事忙しい?」
私の隣に座った赤葦
本当に久しぶりだ。
「忙しいけどまぁ普通だよ。
今日は早めに終わったから
久しぶりに間に合うかなって走ってきた」
「そうなん?ありがとうな!」
「いえ。本当は毎日食べたいです」
「気持ちわかる~。
というか最近はほぼお世話になってるわ」
「羨ましい。宮さんやっと東京出店してくれたんで
本当はもっと来たいんですよ。
職場の近くに東京2号店はどうですか?
あそこもオフィス街なのでめちゃくちゃ需要あると思います」
「ここが落ち着いたら検討させていただきます~」
ん?
「え、二人はどんな関係?」
今赤葦は
「やっと東京出店」
って言った。
「店長と客だけど」
「あぁ、俺らバレー繋がりなんよ」