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【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか

第2章 はじまり


帰省したからって、

もちろん毎日予定があるわけではない。




今日は特に何もすることがなくて

リビングでゴロゴロしていたら





ピコン



メッセージの受信音





誰だろう?


夕方からでも遊びに行きたいな。




あ、でも公式アカウントかも。





………暇だなぁ



なんて思いながらスマホの画面を確認すると





【倫太郎】





一瞬、




心臓が止まったんじゃないかってくらい

ドキッとした。





【久しぶり。今何してるの?】





……………。





【久しぶり。家にいる。】



【今から行っていい?】





………………。





"家にいる" っていっても

倫太郎ん家の2軒隣の家、とは限らないのに。




でもよく考えたら倫太郎が知っている私の家はここしかなくて。





どこにいるのかわかってんの?と思いながらも





【いいよ。】





なんで返事を返したのか。


なんでいいよって言ったのか。





わかんない。





はずなんてない。





会えない倫太郎のことは嫌いだった。







高校三年間





"倫太郎がいたら"



"倫太郎だったら"





何をするにも倫太郎の影がチラついて





でも会えないから、


忘れるしかないじゃん。




って





倫太郎に、会いたくて会いたくてしょうがなかった。
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