【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか
第5章 バレーを見に行ったその後
「今日試合終わった後なにしたの?」
「ん。ご飯食べた」
「それで?」
「バーに行って飲みなおした」
「で?」
「電車乗った」
「…………今端折ったでしょ」
「なにが?」
「ホテル」
「行ってないよ」
「じゃあ治ん家?」
「行ってません」
「え?」
「今日初めて手繋いだ」
「は?なにそれ」
倫太郎がめちゃくちゃ驚いてる。
「だから治くんとはまだキスもしてないよ」
「は?まじで?」
「マジメだよね」
「………へぇ~~~」
ふーーーん
って。
「じゃあまだ治、が耳が感じやすいって知らないんだ」
ふぅっと息を耳に吹きかけられて、
体がビクッと反応する。
そのままわざと音を立てながら耳を舐め上げられると、
もう何も考えられない。
「ん」
「ここも?」
今度は首筋
ザラザラとした舌の触感が私を倫太郎だけにする。
「知ら、な、いよ」
「へぇ~」
満足げに見下ろされる。
その視線にゾクゾクとしてしまう。
その視線すら私の身体は快感として捉えてしまうから
もうどうしようもない。
洋服を脱ぐように促されて、それに素直に従って。
あっという間に下着姿になった私を覆う上の布も
すぐに外された。
「まだキスしかしてないんだけど?」
「キス、したじゃん」
「触ってほしい?」
「触らなくていいの?」
あ、やば。
つい、いつもの感じで返してしまったけど
今日コレはダメだったヤツだ。