【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか
第3章 はじまり(角名)
「一応聞くけど、付き合ってないけど一緒にはいるでしょ?
………こういうことも、するでしょ?」
「こんなこと?」
そう言いながらの腰を引き寄せて
食べてしまいそうな気持ちを抑えながらキスをする。
「ま、そういうこと」
「俺はしたいけど?」
「じゃあ、するでしょ?
これからお互い彼女とか彼氏はどうするの?」
「どうしよっか?」
「とりあえず私は別れた方がいいよね?」
うーーーーん
「まぁ手放しでそのままでいいよっては言えないけど
別にわざわざ別れなくてもいいと思う」
「………なんで?」
不思議そうな表情
「だってその方が興奮しない?(笑)」
「変態(笑)」
「いや、それだけじゃなくて。
これは俺達だけの秘密でしょ?
に彼氏がいて、
その人はにとって自分が一番だと思ってるけど
実はそうじゃないって。
でもそれを知ってるのは以外には俺だけだと思うと
それはそれでありかなって」
「相当変態だよ」
変態だという自覚はないけど
でもまぁまぁなことを言っているのは自分でもわかる。
「じゃあ例えば私に彼氏がいて
倫太郎とこの関係をはじめたら。
どっちが浮気になる?」
「世間的に言うと完全に俺が浮気相手じゃない?」
「じゃあ私も倫太郎の浮気相手になるのかー」
「そこはならないんじゃない?」
「なんで?」
「だって俺、彼女いないもん。
それにこれからも作らないし」
「なんで?」
また不思議そうに首を傾げながら覗き込まれる。
「だってしか彼女にしたくないから」
今までもそうだし、それからもそう
そんな俺の言葉に
嬉しそうに抱きつくを抱きしめ返す。
「でもさ、それだとさっき私が付き合いたくないって言ったのでいいの?」
下から見上げるその顔は
俺の知っているより
もっともっと可愛いな、なんて。
たった今だけの時間で
愛おしさがどんどんどんどん積み上がる。