第3章 はじまり（角名）

「なんで？」





意外だった。





「別れたくないから」





なるほどね。





「じゃあ、どうしたい？」



「世間一般的な付き合うって約束？はしないけど

だけど倫太郎の特別でいたい」





なんだろう。



子供の頃から俺以外の前ではけっこういい子でいて

世間体？も気にするヤツではあったけど。



だけどその反動でか？

俺の前ではたかが外れたように好き放題やってたな。なんて




その時はそれが当たり前だったけど

時間が経って改めてみると、まぁまぁヤバいヤツだなぁ。って。





「………なんか私、すごいこと言ってるね（笑）」





一応自覚あるんだ。





「俺以外にはそんなこと言わない方がいいよ」



「ですよネ〜」





逆に俺以外にそんなこと言わないでよ？





「だけどの気持ちわかんなくないから

がそれがいいならそれでいいよ」



「私の気持ちわかるの？（笑）」



「俺も別に付き合うとか付き合わないとか

そういうのはどうでもいい。

ただ俺も、の特別になって

一緒にいれればそれでいいかなって」





嫉妬とかそういう感情より

の気持ちを優先させたいという気持ち。