第3章 はじまり（角名）

「やめたく、ない。

けど、ちょっと待って。

りんたろ、う、おっき、いぃ……」





少し恥ずかしそうにそう言う




比べられる相手がいるという嫉妬心より


愛おしさで抱きしめる。





「ゴメンね？けど頑張って慣れてね？」





恥ずかしそうに一度コクンと頷いたのを確認して



唇と


そして頬や胸に、耳にキスをして。




両手はやわやわと胸を揉みしだく。




漏れる声と共に中がキュウと締まって

それに合わせて少しずつ動く。




はじめこそ少し苦しそうだったものの


少しずつ慣れてきたのか苦しさ以外の表情と声。





「どう？まだ苦しい？」



「う、ん………

だいじょ、ぶ、、あぁ！」





中のさっき見つけたザラザラとした部分を擦り上げるように腰を動かすと

苦しさからじゃないだろう声が響く。





「ここ？」



「んっっ！………やぁっ」





イヤイヤと首を振りながら、切ない声が漏れる。



それを確認して、逃げようとする腰を固定しながら

少しずつスピードを速める。



いつの間にか部屋にはパンパンと肌と肌がぶつかる音と

止めどなく漏れるの声と


あとは俺の短い呼吸音が響いていて。





のその声は次第にくぐもってきて



限界なんて入れた時からギリギリだったけど

そろそろマジでやばい。





「ごめんっ。イッていい？」





返事の音が出せないのか

何度も首を振るを確認して




もっともっと奥にって、欲のまま腰を打ちつけると


ぞわりと快楽が身体を駆け巡って、そして欲をぶちまけた。